ティートゥリーの抗菌作用・・・実は、それほど強くなかった

こんにちは
メディカルアロマスペシャリストの戸谷和恵です。
冬の時期になると気になるのが感染症
感染症にかからないように、対策を取られていると思うのですがどのようにされていますか?
一般的に感染対策で使われる代表の精油のティートゥリー
空気中の病原菌を退治するのに、よくティートゥリーの精油を使ってスプレーにしたり、デュフューザーを使って感染対策されている方が多いと思います。
メディカルアロマでは、
抗菌力を示す
で抗菌力を調べるんだけど
オレガノやタイムチモールの方が断然強いんですよ。
ティートゥリーの精油には、それほど抗菌力が強くありません。
ティートゥリーの抗菌作用は、テルピネン−4−olの成分で、モノテルペンアルコール類です。
モノテルペンアルコールの中で一番強い抗菌作用が
ゲラ二オールでパルマローザの精油に約85%も含有しています。
二番目に強いのが、リナロールです。
ラベンダーアングスティフォリアにもリナロールが約35%ほど含有しています。
ローズウッドは、約80%も含有しています。
ティートゥリーは、私が今持っている精油の成分分析表をみると0.06%です。
抗菌作用と普段使っていない精油の方が、抗菌作用があるんですよ。
どうですか?
ちょっと笑っちゃいませんか?
それでは、どういったときに使うかというと
ティートゥリーは、感染症にかかったときに免疫促進する作用があるので、体内に取り込んだ方がいい精油なんです。
免疫を高めて、早く抗体ができるように助ける作用です。
だから、スプレーにするのなら
フェノール係数が高い物を使うといいですね。
メディカルアロマは、学問としてのアロマなのでデータに基づき精油を使っています。
メディカルアロマとして精油を使うときは、必ず厚生労働省指定機関による分析表が精油ごとに付いていて、世界で使われている29種類の農薬をチェックし、残留農薬が入っていないことを確認したものを使っています。