ケモタイプとケモタイプ精油

こんにちは
メディカルアロマスペシャリストのKAZUEです。
ケモタイプとは
ケモタイプとは、フランス語の「ケモティップ(ChemoType)」を 日本語で「化学種」と訳した言葉です。
学名が同じ名前の植物でも、育った環境や土壌、気候が違うとガスクロマトグラフィーで成分を分析すると、違った成分が検出されます。
これを「ケモタイプ(Chemotypes/化学種)」と言います。
ここで、大事なのが学名が同じということ
フランス語のChemo(化学)とType(種)を合わせた言葉で、品質基準H.E.C.T.と表記されています。
これは Huiles Essentielles ChémoTypées の略語で、化学+種類によって定義されたエッセンシャルオイル(精油)のことで、ケモタイプ精油の略号は『HECT』と表示されています。
しかし、残念なことに表示する規制がなかったので、多くのメーカーが表示されているのが現状です。
必ず、先ほどご紹介した成分分析表があって、農薬が検知されないものを使用してくださいね。
ケモタイプの精油は、ローズマリーが代表的です。
ローズマリー・カンファー
ローズマリー・シネオール
ローズマリー・ベルベノン
同じ学名ですが、成分分析をすると
ローズマリー・カンファーは、カンファーの成分が多く
ローズマリー・シネオールは、シネオールの成分が多く含まれていて
ローズマリー・ベルベノンは、ベルベノンの成分が多く含まれています。
芳香成分の含有量が多いものが、名前についている特徴があります
ユーカリは、ケモタイプなのでしょうか?
ユーカリ・レモンもあれば
ユーカリ・ラディアタもあるし
ユーカリ・ディベスもあるよ!
と、アドバイザー受講生 から質問がありました。
いい質問ですね!
ユーカリは、それぞれ学名が違うので、ケモタイプではありません。
ケモタイプ精油とは?
それでは、ケモタイプ精油は、
メディカルアロマテラピーを実践する場合、不調に対して必要な有効成分(芳香成分)が一定量以上含まれる精油を使用する必要があります。
その成分(芳香成分)が、一定量以上ないと欠品となる場合があります。
また、100%天然なものでなければいけません。
もし、不純物が混入していたら?
農薬が入っていたら?
精油は、フレッシュハーブの約200倍の濃度のものが、ぎゅっと濃縮されています。
もし、農薬が混入したものであったら、農薬も同じ約200倍の濃度のものが精油に含まれていたらどうでしょうか?
大げさかもしれませんが、人体に影響を及ぼすことは皆さんもお分かりだと思います。
このように、
- 天然植物100%でできているのか!
- 不純物が入っていないのか!
- 芳香成分が一定量以上入っているのか!
- 農薬が入っていないのか!
これらの検査をしてクリアされたものがケモタイプ精油となります。
安全なメディカルアロマを実践するためにも、ケモタイプ精油を使用することが不可欠だということが、わかっていただけだでしょうか?
あなたがもし、メディカルアロマを勉強したい!!
とお考えの方は、その協会がどの精油のメーカーを使っているのか?
是非、調べてみてくださいね。
精油は、なんでもいいと言うわけではないので、しっかりと選別できる目を養ってもらいたいと思っています。