【芳香成分類】モノテルペンアルコール類を多く含む精油と作用
こんにちは
メディカルアロマスペシャリストとして活動していますKAZUEです。
精油には、芳香成分類と言ってそれぞれのグループにどんな作用があるのか知っているとアロマを使う時にとても役立ちます。
それでは、どんな作用があるのか見てみましょう！
モノテルペンアルコール類とは？
モノテルペンアルコール類は、イソプレン（C5H8）が２つ結びついたモノテルペン炭化水素類に水酸基（−ＯＨ）という官能基がついた芳香分子のグループです。
抗菌作用や抗真菌作用などの作用が高いのに皮膚刺激が少なめなので、使いやすいグループです。
以下、太文字で書かれているのが、芳香分子になります。
パルマローザ、ローズのゲラニオール
ゼラニウムエジプトなどのシトロネロール
ペパーミントのメントール
ラベンダー・アングスティフォリアなどのl－リナロール
芳香分子名の語尾は「～オール」がつくのが特徴です
モノテルペンアルコール類の主な作用
芳香成分類の共通作用は、モノテルペンアルコール類全体の作用です。
芳香分子によっては例外もあるので、芳香分子の固有作用の方を優先して考えて下さいね。
抗菌作用 ＋＋＋
抗真菌作用 ＋＋＋
抗ウイルス作用 ＋＋＋
駆虫作用 ＋
免疫調整作用 ＋＋＋
強壮刺激作用 ＋＋
芳香成分の共通作用の＋は強さを表します。
＋の数が大きいほど作用が強い。
どんな時に使うの？
抗菌作用、抗ウィルス作用、抗真菌作用は、それぞれ増殖を抑制する作用があります。
抗菌は細菌性感染症のケアに。
抗ウィルスはウィルス性感染症のケアに。
（アロマでは、ウィルスを退治するのは難しいと考えます）
抗真菌は真菌性感染症のケアに。
「感染症対策」でも、菌に分けて考えるとより効果的です。
また、神経系の働きを強化・活性化させる神経強壮作用は、心身ともに疲れているというときに使うこともあります。
ストレスや疲れなどで免疫が落ちると感染症にかかりやすくなるので、そんなときに取り入れてもいいですね
メディカルアロマの場合、芳香成分類よりも芳香分子を重視して行きます。
芳香分子の作用、成分、含有量の順で精油を選ぶのが基本です。
多く含まれる精油
- パルマローザ
- ローズウッド
- ペパーミント
- ティートゥリー
- ゼラニウム・エジプト
などが多く含まれます。
※精油は、あくまでもセルフケアとしてお使いください。
症状が続くときは、必ず医師に相談してくださいね。
