ティトゥリーの精油は、万能に使えるのか?

ティートウリーについて、生徒さんからも質問があったのでシェアしたいと思います。
一般的には、ラベンダーとティートゥリーは、原液塗布しても大丈夫な精油とも言われていて、
そして、万能な精油なのでどこにでも使えるとよく聞きます。
しかし、特にティートゥリーには、
ちょっと疑問が残ります。
肌荒れにもティートゥリー
傷口にもティートゥリー
インフルエンザ予防にティートゥリー
なんか、とっても違和感が…
感染症予防として、抗菌力が強いと一般的に言われています。
ティートゥリーの抗菌作用がある成分は、
テルピネン-4-オール
確かに抗菌作用がありますよ
でも、私達のメディカルアロマは、
フェノール係数
という指標を元に使っています。
そうすると
ラベンダーアングスティフォリアにも含まれている
リナロールよりも抗菌力が低いんですよ!
ティートゥリーは、体内に入って抗菌力が発揮するから、
クリームに入れてもスプレーにしても意味がなくなってしまいます。
万能としてつかうには、難しいと考えます。
そして、
「ネットで書いてあったから、ティートウリーを原液で塗ったら皮膚トラブルが起きてしまった!」
という報告もあります。
日本は、雑貨扱いなので
自己責任になってしまいます。
アロマは、難しくはありません。
注意しなければならないことがあるけど、
メディカルアロマアロマで使う精油も、成分分析表があって必要とする成分が入っているか?
残留農薬が入っていないか、チェックしているのか?
私日本メディカルアロマテラピー協会は、このような精油ごとに成分分析表が付いているものを使っています。
何が正しいのか、しっかりと見極める目が必要ですね。